コンテナことはじめ

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現在では貨物輸送の主力となっているコンテナですが、日本に登場した当時のものとはだいぶ異なっています。現在のJRコンテナの始祖は5000形というコンテナです。ただ、5000形は日本最初の鉄道輸送用コンテナではありません。

最初のコンテナは、1931年に登場した、イ号1トンコンテナです。無蓋車に乗せて、現在の海上コンテナのように、クレーン荷役を行い、底の部分は、ころを入れて動かせるように、船底型をしていました。関東、梅田、名古屋などの11駅間(汐留、名古屋、梅田、福井、八王子、足利、桐生、梅小路の8駅は判明しているのですが、残りがわかりません、知ってたら教えてください。)で小口輸送に使われたのですが、イ号は大きすぎ、クレーン荷役をする必要があるなどから、150Kg(ロ号、ハ号という名前です。)コンテナが主流となって、100個の製作に留まったようです。
 そのあと、戦時中に積載効率に劣るコンテナは廃止され、3000形、5000形というコンテナが出てくるわけです。

今回参考にした「鉄道ピクトリアル798号」には、梅田で荷役されているイ号コンテナの写真があります。もっと詳しく知りたい人は、都立の図書館に行くことをおすすめします。

写真、あんまり関係ありませんね