NYK 40フィートコンテナ 3

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少し場所を変えて撮った一枚です。
ホントどこにでもいるリースコンテナが写っています。
青一色の中で調和がとれなくなっていますね

まあ、リースってのは重要なファクターですから
悪口言うのも悪いかな



さて、写真もコンテナなので、秋田の実証実験とかについて書きたいと思います。
現在、秋田で海上コンテナ鉄道輸送の実証実験が行われていますね
8回くらい秋田臨海鉄道の秋田北港(実際は手前なんですが・・・多分構内なんだろうとは思います。荷扱いできるということなんだから)までコンテナを持って行って仮設のコンテナヤードで降ろすという実験だそうです。
45フィートコンテナを使うということで注目してます。
ただ、この実験がそのまま営業開始とはならないと感じています。
どうしてかと言うと、荷物が少ないからです。また、航路の問題もあります。
荷物は3万TEU内外だったと思いますが、まあ少なすぎです。採算ラインに乗るのかどうか
この辺の、お金のことはそんなに詳しくないのですが、次の航路の問題は大きいです。
少し計算してみました。現在、週5日コンテナ船が来ていますが、この日数を年に直して、30000TEUを割ると、13とかになりました。
トラック分があるし、輸出はもっと少ないわけです。
絶対専用列車は列車を仕立てられませんね

まあ、定期のコンテナ列車につなげるとでも考えているのでしょうが
一日1TEUとかになりますぜ、採算は大丈夫なのかな?ちなみに「かなりん」こと神奈川臨海鉄道は年1万TEUを取り扱っています。

希望というか光としては、45フィートコンテナの徹底的な集結とかですか
まだ日本国内ではトレーラーで走らせられないですから、長距離は鉄道、短距離はトレーラー(ぱっと思いついたのは、高速道路の通行禁止、何キロ以上は走ったらだめという規制をする)に分けて、秋田に戦略的にコンテナを集めれば・・・というのはありますが
これも竹馬に乗せてるようなものだし、秋田でこのようなことをしたら首都圏が黙っていないだろうし、そもそも日本の行政はこういうことできないだろうしと

つまり秋田のシーアンドレールは前途多難なんじゃないか、やるなら新潟のほうが良いんでないのということを言いたいわけです。


そうだ、航路のこと書き忘れた、全部釜山航路なんですよ、ロシア極東航路を誘致しようとしてますが、どうも定着してくれてないようです。荷主からしたら、選択肢が狭いわけです。そんなに鉄道輸送とは関係がないかな


まあ、考えてるうちによく分からなくなってきました。資料は全部ネットにありますから(こういう所は日本の行政組織は優秀で、分かりやすいPDFがたくさんありました。)興味があれば考えてください。


書いてたら日付が変わってたよ・・・